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五木模試「特別回で必ず出る」過去問4選【小6理科】『水よう液の性質/金属の反応』

五木模試過去問記事のサムネイル「水よう液の性質/金属の反応」
  • 「水よう液の性質」の計算問題ってどんな問題が出るの?
  • 模試まで時間もないから、過去問で傾向をつかみたい

こんな悩みはないでしょうか?

実は「水よう液の性質」は特別回でかなりの頻度で出題されるんです

とは言え、五木模試の過去問は無料で出回ってないので、どんな問題が出題されるか分からないですよね。

対策方法が分からないと勉強する気になれずテストが嫌に感じるものです。

この記事では、事前に五木模試対策ができるように過去問をまとめています。

過去問を解いて自信をつけよう

応援ねこ

この記事で学べる五木模試の過去問

なお、全7回の出やすい問題も解説していますので、目を通しておくことをオススメします。

この記事を読むことで

  • 「水よう液の性質・金属の反応」の過去問で苦手対策ができる
  • 傾向が分かり、どんな勉強をしたらよいか対策が取りやすくなる
  • 要点を理解してから参考書で学び直せば、効率良い学習になる

いろんな参考書に手を出して挫折するよりも、過去問で傾向を知るだけでも、理解が深まります。

要点を理解して参考書で学び直せば、無駄が省け、効率良い学習となるでしょう。

本番の模試で解けたら自信になる

応援ねこ

関連する問題として、「水よう液の性質・酸性とアルカリ性の中和」も良く出題されます。

こちらの計算問題も解けるようにしておきましょう。

五木模試過去問「水よう液の性質/金属の反応」学習内容

「水よう液の性質/金属の反応」は、五木模試では特別回から出題され、次の内容を学習します。

「水よう液の性質/金属の反応」の学習内容

  • 水よう液に溶けている固体とその見分け方
  • BTBよう液、リトマス紙を使った酸性・アルカリ性の見分け方
  • 炭酸水素ナトリウムを加熱した後にできる、固体・液体・気体の量を表から読み取り計算する方法
  • 炭酸水素ナトリウムを加熱した後にできる固体の特徴
  • 塩酸に反応する金属、反応しない金属
  • 塩酸に反応する金属と発生する気体の量を表から読み取り計算する方法

五木模試では、実験形式の「水よう液の性質」についての問題が出題されます。過去問で勉強することで要点をつかみ、五木模試本番でも答えられるようにしておきましょう。

五木模試過去問「水よう液の性質/金属の反応」4選

「水よう液の性質/金属の反応」について五木模試の過去問を4題集めています。

  • いろいろな水よう液の性質
  • 炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう
  • 塩酸に反応するいろいろな金属
  • 塩酸に反応するアルミニウム

いろいろな水よう液の性質

2021年の『特別回』五木模試に出題された「いろいろな水よう液の性質」に関する過去問を解説します。

問題数2問、解答数5問。合計10点。

問題1-1

水よう液を加熱したとき、
水がすべて蒸発(じようはつ)したあとに
固体が残る水よう液を
次から選びなさい。

ア 塩酸
イ 炭酸水  
ウ ホウ酸水
エ アンモニア水

問題1-2

次の①、②には
それぞれ4つの水よう液のうち、
1つだけ性質が異なるものが
ふくまれています。

性質がほかの3つと
異なる水よう液を
次のア~エから
それぞれ答えなさい。

① 
ア 食塩水
イ 石かい水
ウ アンモニア水
エ 水酸化ナトリウム水よう液


ア 食塩水
イ さく酸水
ウ 塩酸
エ 砂糖水

性質が異なる水よう液を
見つけ出す操作を
次のカ~コから
それぞれ答えなさい。


カ 水よう液に緑色のBTBよう液を加えたとき、1つだけ黄色になる。

キ 水よう液を赤色リトマス紙につけたとき、1つだけ赤色リトマス紙の色が変化しない。

ク 水よう液に電圧を加えたとき、1つだけ電流が流れない。

ケ 水よう液を加熱したとき、1つだけ固体が残る。

コ 水よう液に水を加えたとき、1つだけ水と水よう液に分かれる。

いろいろな水よう液の性質の五木模試過去問を解説しました。基礎を定着させるために、学んだことを復習しておきましょう。

いろいろな水よう液の性質

  • 気体が溶けている水よう液を加熱しても何も残らない
  • 固体が溶けている水よう液を加熱すると固体が残る
  • 食塩水、砂糖水、石かい水、水酸化ナトリウムよう液固体が溶けているため、加熱した後、固体が残る
  • BTB溶液を黄色にするのは酸性赤色リトマス紙色が変化するのはアルカリ性
  • 酸性、アルカリ性中性の食塩水は電気を通す
  • 中性の砂糖水電気を通さない

炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう

2021年の『特別回』五木模試に出題された「炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう」に関する過去問を解説します。

問題数4問、解答数5問。合計12点。

問題2-1

炭酸水素ナトリウムの
重さをはかり
試験管の中に入れる。

図のように
ガスパーナーで加熱すると
気体と液体が生じ、
炭酸水素ナトリウムとは
別の固体が残った。

試験管に入れた炭酸水素ナトリウムをガスバーナーで加熱する

この実験を行うとき、
図のように
試験管のロを少し下げます。

その理由を、
20字以内で書きなさい。

問題2-2

この実験で
試験管から出てきた気体を
石かい水に通すと、
石かい水が白くにごった。

白くにごったのは
水にとけにくい白色の固体が
できたためですが、

このときできた白色の固体が
ふくまれていないものを
選びなさい。

ア 貝がら
イ 大理石  
ウ 卵のから
エ 石英

問題2-3

十分に加熱した後、
このとき生じた新たな
固体、液体、気体の
重さをはかった。

さらに、
はじめの炭酸水素ナトリウムの
重さを変えて
同様の実験を行い、
その結果を表にまとめた。

炭酸水素ナトリウム(g)加熱後の固体(g)液体(g)気体(g)
1回目8.405.300.902.20
2回目a7.951.353.30
3回目16.8010.601.80b

結果を表す表の中の
a、bにあてはまる数値(すうち)
それぞれ答えなさい。

答えは小数第2位まで
書きなさい。

問題2-4

炭酸水素ナトリウムと
加熱後にできた固体を
同じ量とる。

それぞれ同じ量の水に加え
ガラス棒でよくかき混ぜ、
フェノールフタレインよう液を
数てき加えた。

炭酸水素ナトリウムを
とかした水よう液は
うすい赤色になり、

加熱後の固体を
とかした水よう液は
こい赤色になった。

このことからわかることを
次から選びなさい。

ア 加熱後にできた物質の水よう液のほうが、酸性が強い。

イ 加熱後にできた物質の水よう液のほうが、酸性が弱い。

ウ 加熱後にできた物質の水よう液のほうか、アルカリ性が強い。

エ 加熱後にできた物質の水よう液のほうが、アルカリ性か弱い。

「炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう」の五木模試過去問を解説しました。基礎を定着させるために、学んだことを復習しておきましょう。

炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう

  • 炭酸水素ナトリウムを加熱すると、炭酸ナトリウム(固体) 、水(液体) 、二酸化炭素(気体)に分解される
  • 炭酸水素ナトリウムを加熱したときに発生する固体・液体・気体の量は、加熱する炭酸水素ナトリウムの量で決まる
  • 試験管の炭酸水素ナトリウムを加熱するときは、発生した水が試験管に流れ込まないように試験管の口を下に下げる
  • 炭酸水素ナトリウム水よう液はアルカリ性のため、フェノールフタレインは赤色になる
  • フェノールフタレインはアルカリ性を判別するもの
  • フェノールフタレインは酸性と中性には反応しない
  • 二酸化炭素石かい水に通すと、白くにごる
  • 二酸化炭素を石かい水に通すと、水にとけにくい固体の炭酸カルシウムが生じる
  • 炭酸カルシウムがふくまれるのは、貝がら・大理石・卵のから

塩酸に反応するいろいろな金属

2021年の『第6回』五木模試に出題された「塩酸に反応するいろいろな金属」に関する過去問を解説します。

問題数4問、解答数4問。合計16点。

問題3-1

いろいろな重さの
鉄とアルミニウムに
十分な量のうすい塩酸を
加えたとき、
発生した気体の体積を調べた。

鉄にうすい塩酸を加えたときと
アルミニウムにうすい塩酸を
加えたとき、
同じ気体が発生します。

このとき発生する
気体の性質として
適当なものを
次から選びなさい。

ア 同じ体積の重さは,空気よりも軽い。

イ 水にとけやすい。 

ウ マッチの火を近づけても燃えない。

エ ほかの物質が燃えるのを手助けするはたらき(助燃性)がある。

問題3-2

下の表は、
鉄とアルミニウムに
十分な量のうすい塩酸を
加えたとき、

発生した気体の体積を
まとめたものです。

鉄の重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)200400600800
アルミニウムの重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)600120018002400

ある重さのアルミニウムに
十分な量の
うすい塩酸を加えると
264cm3の気体が発生した 。

同じ重さの鉄に
十分な量の
うすい塩酸を加えると
何cm3の気体が発生しますか。

問題3-3

鉄粉と銅粉の混合物が
3.0gあります。

この混合物3.0gに
十分な量の
うすい塩酸を加えると
320cm3の気体が
発生しました。

鉄の重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)200400600800
アルミニウムの重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)600120018002400

はじめの混合物3.0gの中に
ふくまれていた
銅粉の重さは何gですか。

問題3-4

鉄粉とアルミニウム粉の
混合物が3.0gあります。

この混合物3.0gに
十分な量の
うすい塩酸を加えると
2160cm3の気体が発生した。

鉄の重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)200400600800
アルミニウムの重さ(g)0.51.01.52.0
発生した気体の体積(cm3)600120018002400

はじめの混合物3.0gの中に
ふくまれていた
アルミニウム粉の
重さは何gですか。

ただし、
鉄とアルミニウムを混合しても
別々にうすい塩酸と
反応するものとします。

水よう液と金属の反応の五木模試過去問を解説しました。基礎を定着させるために、学んだことを復習しておきましょう。

塩酸に反応するいろいろな金属

  • 鉄やアルミニウムにうすい塩酸を加えると、水素が発生する
  • 水素は水にとけにくく、ばく発するように激しく燃える
  • アルミニウムや鉄に塩酸を加えて発生した気体の体積金属の重さが増えるほど多くなる
  • 銅粉は塩酸と反応せずアルミニウムと鉄粉は塩酸と反応する
  • 金属を混ぜた全体重量が分かっている場合、どちらかの金属重量を▭gとおくと、片方の金属は(全体重量ー▭)gと表せる

塩酸に反応するアルミニウム

2019年の『第5回』五木模試に出題された「塩酸に反応するアルミニウム」に関する過去問を解説します。

問題数5問、解答数5問。合計14点。

問題4-1

うすい塩酸の入ったビーカーに
アルミニウムを加えたところ
気体が発生した。

このとき発生した気体は、
どのような方法で集めますか。

次から選びなさい

ア 上方置かん法   
イ 下方置かん法   
ウ 水上置かん法

問題4-2

発生した気体の性質として
適当なものを選びなさい。

ア この気体が入った試験管の中に火のついたせんこうを入れると、せんこうがほのおを上げて燃える。

イ この気体が入った試験管の中に石かい水を入れると、石かい水が白くにごる。

ウ この気体が入った試験管のロにマッチの火を近づけると、気体が音を出して燃える。

エ この気体が入った試験管のロに塩酸を近づけると白いけむりが出る。

問題4-3

うすい塩酸30cm3の入った
ビーカーをたくさん用意し、
それぞれにいろいろな重さの
アルミニウムを加え、
発生した気体の体積を測定した。

下の表は、
加えたアルミニウムの重さと
発生した気体の体積との関係を
表したものです。

アルミニウムの重さ(g)0.150.300.450.600.750.90
発生した気体の体積(cm3)200400600760760760

アルミニウム0.15gを加えたとき、
アルミニウムはすべてとけました。

そのあと、
水をすべて蒸発させると
何色の固体が出てきますか。

ア 白色
イ 赤色
ウ 青色
エ 黒色
()

問題4-4

うすい塩酸30cm3のビーカーに
アルミニウムを加えたときに
発生した気体の体積を
測定した表です。

アルミニウムの重さ(g)0.150.300.450.600.750.90
発生した気体の体積(cm3)200400600760760760

うすい塩酸30cm3と
過不足なく反応する
アルミニウムの重さは
何gですか。

問題4-5

うすい塩酸30cm3のビーカーに
アルミニウムを加えたときに
発生した気体の体積を
測定した表です。

アルミニウムの重さ(g)0.150.300.450.600.750.90
発生した気体の体積(cm3)200400600760760760

うすい塩酸60cm3と
アルミニウム0.75gを
加えたとき、

発生する気体の体積は
何cm3ですか。

「塩酸に反応するアルミニウム」の五木模試過去問を解説しました。基礎を定着させるために、学んだことを復習しておきましょう。

塩酸に反応するアルミニウム

  • アルミニウムと塩酸が反応すると、塩化アルミニウムという固体と水素ができる
  • アルミニウムと塩酸が反応する比率は一定
  • アルミニウムと塩酸の反応で発生する水素は水上置かん法で集める
  • 水素は上方置かん法では集めない
  • 水素に火を近づけると音を出して燃える
  • 塩化水素は気体なので、蒸発させると空気中に出ていく
  • 酸素はせんこうが燃えるのを助ける
  • 二酸化炭素に石かい水を通すと白くにごる
  • アンモニアに塩酸を近づけると化学反応によって白いけむりがでる

「水よう液の性質/金属の反応」まとめ

今回は五木模試で出題された小6理科学習範囲である「水よう液の性質/金属の反応」を過去問で学習しました。

記憶に定着させるため、学んだことを復習しておきましょう。

  • いろいろな水よう液の性質
  • 炭酸水素ナトリウムと水よう液の特ちょう
  • 塩酸に反応するいろいろな金属
  • 塩酸に反応するアルミニウム

五木模試の過去問を繰り返すことで得点源の分野にしてしまいましょう。

  • この記事を書いた人
五ツ木模試を応援する猫

えむじぇ

中学受験を経験した子供の保護者。最終回の五木模試はE判定で絶望。焦らず五木模試を解き直し、基礎固めをして第一志望の中高一貫校に合格。五木模試の出やすい問題や過去問を解説してます。

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